LIFE STORY of GUIDE DOGS ❶
おとうさん
おかあさん
すこやかな子犬達
Birth of puppies
子犬たちの誕生
(誕生〜2か月)
(元気で明るいお父さん、お母さん選びから)
盲導犬の育成。それは盲導犬にとって必要な性格や適応力、なおかつ遺伝的な病気を持っていない優れた親犬(繁殖犬)を選ぶことから始まります。犬種は主にラブラドールレトリーバーやゴールデンレトリーバーです。理由は従順な性格でおとなしく、作業犬として優れた性質を持っているからです。また多産で多いときには8頭以上の子犬を産むこともあります。普段、親犬たちは繁殖ボランティア宅にて預かってもらっています。
(みんな一緒にお勉強)
選ばれた両親から生まれた子犬達は約2か月間、母犬や兄弟犬と一緒に繁殖ボランティア宅で生活します。母親からミルクをもらい、排泄の世話を受け、時には子犬同士でじゃれあったり、喧嘩したりしながら「犬社会のルール」を少しずつ学んでいきます。それと同時に、「人間は安心できる存在」ということを認識させるため、声をかけたり触れ合ったりして関わっていきます。成長とともに外部のさまざまな環境や生活音に触れさせながら、人間社会にスムーズにとけ込めるよう大切に育てていきます。